~好転反応ともみ返しの違い~

整体を受けた後にかえって痛みが強くなったり、痛みの場所がかわったりして不安を感じた経験がある方も多いと思います。

整体や施術後の痛みが好転反応と言われる良い反応なのか?もしくは揉み返しと言われる悪い反応なのか?また、痛みが出てしまった後の対処法について説明したいと思います。

目次

1.良い痛み(好転反応)について

2.悪い痛み(もみ返し)について

3.好転反応の対処法6つ

4.まとめ

好転反応とは・・・

整体などの施術を受けた数時間後~翌日にかけてお身体に

『だるさ ・眠気 ・疲労感 ・違和感 ・発汗 ・下痢』                               

などの全身症状が出ることを好転反応と言います。

これは、今まで血液循環が悪かった箇所の血流がよくなり老廃物が除去されることで一時的に代謝があがったり身体の歪みが正常のバランスに戻ることで身体の使い方や変わるために起こる反応ですので心配はいりません。

痛みは軽くなったのに、今までにない突然の変化で不安に感じるかもしれませんが、身体が良くなっていくためのステップですので上記の様な症状が出た際は無理をせずゆっくり休みましょう。

個人差はありますが、1~2日くらいで治まりますので安心してください。

もみ返しとは

筋肉は一本一本がとても細く、箇所によっては1㎜の10分の1程度の細い線維の集まりです。

長時間の施術や強い指圧を我慢して施術を受けた後に局所的に2日以上痛みが続く場合は、過剰刺激で筋線維が損傷している可能性があります。

いわゆるもみ返しです。その場合はエコー検査を行い筋線維の状態や炎症の状態を確認した後にアイシングやテーピング、微弱電流でのケアなどの適切な対応を行う必要があります。

筋線維は肉離れのように引っ張られて損傷したものよりも、野球のデッドボールのように上から押されて痛めた打撲や挫滅といった損傷の仕方の方が修復に時間がかかると言われています。

施術後に2日以上継続する痛みは好転反応のではなく筋線維を損傷している可能性があります

施術にかける時間は長ければ早く良くなる、強い刺激の方が良いと言うものではないので施術中に痛みを感じる際は無理をせず担当の先生に伝えることをおススメします。

好転反応の対処法6つ  

施術直後の『だるさ ・眠気 ・疲労感 ・違和感 ・発汗 ・下痢』などの全身症状が出た際は下記の方法を行ってみてください。

  • 常温の水をたくさん飲む
  • だるさがある時は無理をせずゆっくり寝る
  • 内臓に多くの血液が行かないにその日は食べ過ぎない 
  • 代謝が上がっているのでお風呂はシャワーにする
  • 身体を冷やさない 
  • 激しい運動は避ける

それでも症状が収まらない場合は筋線維もしくは、ひどい場合ろっ骨などの比較的柔軟性のある骨に傷がついている可能性がありますので早めに施術を受けた先生に確認を取ってみてください。

まとめ

・好転反応は全身症状として表れやすい

・好転反応は一時的な痛みで2日目以降に治まってくる

・揉み返しは局所的な痛みが2日以上続く

・揉み返しは長時間の施術や強い指圧を受けた後に出やすい

・施術中の痛みは我慢せず担当の先生に遠慮せずに確認を取る

 

上記を参考に普段のお身体のお手入れをして健康維持をしていきましょう!